障害を持つ子供を普通の学校に通わせたい親にとって心配なのは、子供が自分の意思をうまく伝えられなかったり、環境の変化に対応できないときなどに起こす突発行動。ただ、損害保険の個人賠償責任保険だと「障害を理由に補償が支払われないケースが増えてきている」という。ぜんち共済の保険に加入すれば、いざというときの経済的負担が軽減される。
知的・発達障害者向けの保険商品を専門に扱う同社は、既存商品の「あんしん保険」から病気保障を外し、加入者の負担を軽減するため同社初の月払い(月1100円)も導入して、この商品を設計した。
榎本重秋社長は「(障害を持つ子供の)将来の備えも必要なので、負担感のない手軽な保険料で大きな安心が得られることが最大のニーズと分かった。病気リスクが少ない学齢期は賠償事故や権利擁護が何よりも重要となる」と判断したという。