「格安スマホの普及を後押ししたい」と語るソースネクストの松田社長【拡大】
これについて松田社長は「パソコン普及の歴史と同じ動きをたどるはずだ」と見通す。つまり、大手メーカー製が主流だったパソコン市場に「DOS/V機」が登場したことで価格競争と普及が促されたたように、携帯大手が主流のスマホ市場でも格安スマホの拡大が歴史的必然だというのだ。
格安スマホ事業者の多くは、従来型携帯を使用しているシニア層の取り込みを狙っている。「超ホーダイ」は年内にアプリを300種まで増やし、スマホ初心者のシニア層に対する訴求力を高めていく計画。
松田社長は普段、世界中からITベンチャーが集まる米シリコンバレーの子会社を拠点に活動しており、現地で培ったトップ同士のコネクションを武器に「先進的で良質なアプリを『超ホーダイ』のラインアップに追加していきたい」という。(山沢義徳)
【会社概要】ソースネクスト
▽本社=東京都港区虎ノ門3-8-21 虎ノ門33森ビル6階
▽設立=1996年8月
▽資本金=17億7100万円
▽従業員=81人
▽売上高=57億3600万円(2014年3月期)
▽事業内容=コンピューターソフトおよびハード製品の企画・開発・販売