アート部門の優秀賞を受賞した作品「センシング・ストリームズ-不可視、不可聴」を説明する真鍋大度さん【拡大】
文化庁メディア芸術祭でエンターテインメント部門が発足してから、ゲームが大賞となったのは、第7回の「ファイナルファンタジー・クリスタル・クロニクル」、第8回の「まわるメイドインワリオ」、第10回の「大神」、第11回の「Wii Sports」の4作品だけ。F1マシンが鈴鹿サーキットを走った記録を音と光で再現した「Sound of Honda/Ayrton Senna 1989」のように、デジタルテクノロジーを広告や音楽、ネットと融合させた作品が、近年は多く受賞している。
今回の受賞は、イングレスそのものが持つゲームとしての面白さに加え、地図データや店舗データなど、膨大な情報を持つグーグルが、仮想空間と現実の空間を融合させた、新時代の情報サービスを示唆するものとして、評価されたといえそうだ。
大賞の受賞にあたりナイアンティック ラボズの創業者でグーグル副社長のジョン・ハンケ氏はビデオレターで、スマホを手にポータル(異次元への入り口)を歩いて回り、陣地を守ったり、奪ったりする世界中のプレーヤーを「彼らこそイングレスの心であり魂だ」とたたえた。