富士フイルムは3日、フランスの公的機関とエボラ出血熱を迅速に診断できるシステムの共同開発に乗りだすと発表した。
富士フイルムが持つ微量のウイルスでも高速にインフルエンザを診断できるシステムを応用し、感染症や微生物学分野で最先端の研究を行う仏公的研究機関バイオアスターと組み、エボラウイルスを15分~30分程度で診断できるシステムの開発を目指す。今年内に技術の確立を目指す。
エボラ出血熱の大規模拡散を防ぐためには、治療薬やワクチンの開発が求められる一方で、感染者の早期発見も重要な課題で、今回新技術の開発に着手することにした。