日本建設機械工業会が18日発表した建設機械の国内外の需要動向によると、2014年度の出荷金額が前年度比2%増の2兆1205億円になると見込む一方、15年度は1%減の2兆925億円にとどまると予測した。欧米やアジア市場などを中心に輸出は伸びるものの、国内需要は排ガス規制対応機需要の反動減などで減少が続くと予測、出荷全体でも15年度は減少する見通しだ。
国内出荷は、震災復興などの工事量が引き続き堅調な一方、主力の油圧ショベルで11年次排ガス規制の生産猶予期限終了に伴う旧型機需要の反動減の影響があり、14年度は3%減の8708億円と5年ぶりに減少すると見込む。15年度も、排ガス規制対応機需要の反動減が続くと見込み、4%減の8326億円と2年連続で減少する予測を示した。
一方、輸出は、中国市場が引き続き減少傾向にあるものの、景気が安定している北米をはじめ、欧州、アジアの3大市場で需要が堅調に推移しており、14年度は6%増の1兆2497億円と3年ぶりに増加する見込み。また15年度は、引き続き北米やアジア向けが堅調に推移するとみて、1%増の1兆2599億円と2年連続増加の予測を示した。
会見した藤岡純会長(コベルコ建機社長)は「為替の円安影響で韓国メーカーなどと比べ競争力がつき、台数ベースでも輸出は伸びている。ただ、国内の排ガス規制機など一部機種での反動減が続くとみられるなど、(建機業界は)この先数年が正念場になるのではないか」との考えを示した。