対象の識別能力を示す分解能は「だいち」の10メートルに対し、3メートルまで向上。衛星の進行方向だけなら1メートルまで分解できる。視野も広がり、観測範囲は3倍近くに拡大した。
もっとも、高性能化した分、開発や製造は難しくなった。
ロケットで打ち上げる衛星は大きさや重さに制約がある。性能のみを追求し、小型軽量化を怠れば、1トン近くになり、搭載できなくなってしまう。
パルサー2も、小型軽量化なしには搭載できない。
半導体を高密度実装
そこで、送受信モジュールなどの基板は半導体チップを高密度で実装し、ぎりぎりまで薄くしてからアンテナ裏側に搭載。表側に搭載する小型センサーも同じく薄型化した。こうした工夫でパルサー2の厚さは数センチに抑えられ、5分割して1枚に折り畳めるようになった。全体の重さも500キロに抑えられた。