気象衛星「ひまわり8号」製造担う三菱電機 予測精度の向上に大きく貢献 (4/6ページ)

2015.2.24 06:43

ひまわり8号が静止気象衛星として世界で初めて撮影したカラー画像。筋状の雲が鮮明に確認できる

ひまわり8号が静止気象衛星として世界で初めて撮影したカラー画像。筋状の雲が鮮明に確認できる【拡大】

  • ひまわり8号本体。上部に観測センサーが取り付けられている
  • ひまわり8号の解像度は7号の2倍に向上した(イメージ)

 そうした性能向上に大きく寄与しているのが、最新の米国製観測センサーだ。米国の次期気象衛星に先駆け、世界で初めて搭載された。

 もっとも、単に搭載するだけではセンサーの能力は十分に発揮されず、宝の持ち腐れとなってしまう恐れがある。というのも、衛星の姿勢がほんの少し崩れるだけで、デジタルカメラでいう手ブレが発生してしまうからだ。静止衛星は完全に止まっているようにみえるが、実際には姿勢制御装置のモーターなどからわずかな振動が生じる。太陽熱による「ひずみ」も、姿勢を狂わせる要因の一つだ。

 三菱電機の磯部昌徳ひまわりプロジェクト部長は「姿勢を極力安定させ、観測センサーの性能を最大限に発揮させることが最も重要な仕事になった」と振り返る。

 姿勢のブレを防ぐには、衛星本体での対策が欠かせない。8号では、制御装置モーターなどの振動を減らしたほか、構造にも手を加えた。

 具体的には、観測センサーを台座に載せ、衛星本体から延びた背骨に当たる「セントラルシリンダー」と直結。台座には姿勢の状態を検知する各種センサーを取り付けた。これにより、姿勢の安定性が格段に増した。台座の素材には、太陽熱に耐えられる炭素繊維強化プラスチックを採用、耐久性も高めた。

一方、台座に取り付けるセンサーには、モーターの微少な振動も測定できる…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。