世界のスーパーコンピューターの大規模グラフ解析性能を比べる専門家のプロジェクト「Graph500」(グラフ500)は24日、最新のランキングを発表、日本の「京(けい)」(神戸市)が世界一を達成した。
Graph500は2010年から始まったランキングで、京は6万5536ノードで解析を行った。「ビッグデータ」と呼ばれる大量のデータから、規則性や有意義なつながりを示す大規模グラフを解析する計算で、問題を0・98秒で解いた。2、3位はいずれも米国で、それぞれセコイア、ミラ。
単純な計算速度を競う「TOP500」では、中国の国防科学技術大が開発した「天河2号」が3連覇を達成した。この分野で京はこれまで2度、世界一を獲得しているが、今回は昨年6、11月に続き4位を維持した。