鹿島は24日、押味至一(おしみ・よしかず)専務執行役員(66)が社長に昇格するトップ人事を発表した。中村満義社長(71)は代表権のある会長に就く。6月25日開催予定の株主総会後の取締役会で正式に決定する。
同社の社長交代は、2005年6月以来10年ぶり。
経営トップの刷新を通じて、20年開催の東京五輪や27年開業のリニア中央新幹線の工事などへの対応を強化する。
押味氏は建築部門が長い。東京都内で記者会見した押味氏は「海外展開も注力し、アジア・アメリカ・欧州の三極を中心に収益を伸ばしていく」と語った。
中村氏は6月で社長在任期間が10年の節目となり、リーマン・ショックへの対応や東日本大震災後の復興工事などに取り組んだ。
後任の社長人事をめぐっては、創業家一族の役員の名前も取り沙汰されていたが、会見に同席した中村氏は「創業家であるかどうかではなく、その時代に即した人が社長を務めるということだ」などと話した。
押味 至一氏(おしみ・よしかず)東工大卒。74年鹿島。常務執行役員などを経て10年4月から専務執行役員。横浜市出身。