北陸新幹線の先頭車両【拡大】
金沢到着は13時14分。さあ金沢観光と思いきや、滞在時間は53分。せっかくなので駅の東側に出て、新しい金沢駅の駅舎を見る。古風な木造の門と近未来的なドーム屋根という不思議な組み合わせだが、同駅は米旅行雑誌「トラベル・レジャー」が選んだ「世界で最も美しい駅」の14駅のうちの一つだ。
奥深いものづくり
木造の門「鼓門」は、その名の通り金沢の伝統芸能である加賀宝生の鼓をモチーフにした。らせん状にねじれながら建つ柱が美しい。一方の「もてなしドーム」はアルミ合金製の骨組みに強化ガラスを組み合わせた大きな屋根。1本3メートルのパイプ6000本と1.5メートル四方の強化ガラスを3019枚使い、雨や雪の多い金沢を訪れた人々にそっと傘を差し出す金沢人の優しさ、おもてなしの心を表現したという。
アルミによる建築構造物としては世界最大級とされる。このドーム屋根を手がけたのが千葉県市原市の赤星工業。世界トップクラスの非鉄金属の溶接技術を誇り、知る人ぞ知る存在だ。