北陸新幹線の先頭車両【拡大】
発車時間が近くなり、改札を入って中2階の待合室へ。壁を見ると直径13センチの穴に色とりどりの模様が…。のぞくと、九谷焼や輪島塗など石川県の伝統的な工芸品が飾られている。
ホームの柱には金箔(きんぱく)。60本ある柱の高さ約3メートルの場所に、約11センチ四方の金箔を一面に貼り付けた。全部で2万枚を超える金箔を使ったという。新幹線は日本の最先端技術の集大成といわれるが、金沢駅は伝統工芸から近代工業に至るまでの日本のものづくりの奥深さが味わえる。
今回の試乗で改善してほしい点も見つけた。トンネルが多いため携帯電話を使えない時間帯が多い。車内で無線LANが使える東海道新幹線に乗り慣れた身には物足りない。
もう一つはダイヤ。大宮始発の列車がほしい。東京-大宮は東北新幹線、東京-高崎は上越新幹線とも共用。東京-大宮は朝のピーク時には4~5分間隔で列車が走る。もし悪天候や事故などでダイヤが乱れると、その影響は広範囲に及ぶからだ。(松村信仁)