会見後、握手を交わすユニーグループ・ホールディングスの佐古則男社長(左)とファミリーマートの中山勇社長=10日、東京都中央区【拡大】
「コンビニ」「スーパー」を2本柱に新たな成長戦略を描く両社だが、課題は多い。コンビニは店舗の数こそ一気に増えるものの、収益力が劣り、商品力の徹底強化が急務。ユニーのスーパー事業も不振が続く。
ファミマとサークルKサンクスの1日の1店当たりの平均売上高は、ともにセブン-イレブンと10万円以上の差がある。既存店売上高も、前年比プラスが続くセブン-イレブンと対照的に、消費税増税後、マイナスとなっている。
セブン-イレブンはプライベートブランド(自主企画、PB)「セブンプレミアム」など幅広い支持を集める商品を持ち、「全店規模でスピーディーに展開できる体制を構築している」(SMBCフレンド調査センターの田中俊上席主任研究員)。
これに対し、ファミマとユニーは強力な商品や販売体制がなく、セブン-イレブンを追うには「商品力の強化が急がれる」(田中氏)。両社は商品開発関連の部署を強化する方針を打ち出しているが、今後、PB商品や弁当などを品質面、価格面などでどこまで進化させられるかが鍵になる。