会見後、握手を交わすユニーグループ・ホールディングスの佐古則男社長(左)とファミリーマートの中山勇社長=10日、東京都中央区【拡大】
流通再編の起爆剤
一方、もう一本の柱のスーパー事業も苦戦続きだ。
ユニーは総合スーパー「アピタ」などを中京、東海や北陸地方中心に展開し、スーパー事業が売上高の約7割を占める。
しかし、衣料品や家電の専門店に押され、既存店売上高は、消費税増税後、11カ月連続でマイナス。そもそも品ぞろえの変化に乏しい総合スーパーは「時代遅れ」と指摘される。
統合を主導するとみられるファミマはスーパー運営の実績がない。ユニーの佐古社長も「(ファミマには)コンビニの発想の豊かさなどを提案してもらいたい」と述べるにとどめた。
両社は「東京、関東圏を中心とした事業の拡大」「新しい店舗フォーマットの活用」などをうたうが、どこまで実効性を持たせられるかは、今後の話し合いにかかる。
両社は来年9月の新体制移行を目指す。経営が厳しいスーパーを巻き込んだ今回の統合が成功すれば一つのモデルケースとなり、「流通業界の新たな再編の起爆剤になる」(市場関係者)との見方も少なくない。