パナソニックは「植物工場を利用すると季節や天候に左右されず1年中安定して生産が可能。世界中どこででも新鮮な野菜を食べることができるようになる」と説明する。
“畑違い”成功なるか
家電や住宅事業で培ってきた技術を活用して農業分野に本格参入したパナソニック。“畑違い”の分野で計画通りに成長させていくことができるだろうか。
パナソニック製のビニールハウスを買った農業生産法人「こだわり環境」(埼玉県川越市)の森下登志夫社長は「『パナソニック』はやはり家電のイメージが強く、最初は『農業』とは結びつかなかった」と苦笑しながらも、「ハウスを導入して農作業の負担が10分の1近くまで軽減した。温度や水分管理が行き届いているのか、通常の露地栽培に比べて野菜の日持ちが2~3倍になる」とハウスの実力を高く評価する。
先行導入したこだわり環境には、ハウスに興味を持つ生産者からの見学依頼や問い合わせが多く寄せられており、パナソニックは手ごたえを感じている。