日本でも一風変わったキャンペーンを打ち出した。日本マクドナルドは2月9日、ハワイ州観光局から公認を受けた新メニューを期間限定で順次発売すると発表。今年の新商品の第1弾で、たとえばハワイの定番料理をイメージした「ロコモコバーガー」などを投入し、販売回復を狙う。
だが、「支払いは愛で」キャンペーンにしても、ウォールストリート・ジャーナル紙は「売り上げの急回復のためには、それで十分だろうか」と首をかしげる。同紙によると、「すばらしい」と興奮した客もいる一方、戸惑い結局現金を支払った人もいたそうで、キャンペーンへの評価は賛否両論あるようだ。
手ごわいライバル
今のマクドナルドはいわば「複合疾患」に苦しむ患者のように、さまざまな課題を抱えこむ。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは最近、「マクドナルドが語りたがらない10の真実」という特集記事を掲載。中には「キャラクターのドナルド役を務める人物は複数いる」といった微苦笑を禁じ得ないものもあるが、うなずきたくなる“真実”も少なくない。