追い詰められたマクドナルド 仰天キャンペーンは苦境の裏返しか (4/5ページ)

2015.3.22 17:05

 たとえば、「成功のレシピをなくしたか」といった指摘だ。同紙によると、マクドナルドのメニュー数は過去7年間で85品から120品にまで増えたといい、「メニューが多くなればそれだけサービスのスピードが落ちる可能性がある」と指摘する。

 米国で人気を集めつつある新興ハンバーガーチェーンの「シェイク・シャック」は、やや高価格だが牛肉など素材や健康志向へのこだわりを売りものに、マクドナルドからも客を奪いつつある。2016年には日本に進出する計画だ。

 また、日本だけでなく、経済が堅調な米国でも最近賃上げ機運が高まる中、同紙はマクドナルドの「低賃金」をめぐる労使の関係悪化も問題視。実際は同業他社と比べてマクドナルドの賃金がそれほど安いわけではないが、調査会社のデータなどをもとに、マクドナルドが「米国の労働活動家や従業員の攻撃を受けている」としている。

 ロイター通信によると、中南米でも、マクドナルドをフランチャイズ展開する企業を相手取り、ブラジルの労働団体が未払い賃金や損害賠償を求めて提訴した。

企業が苦しいときはトップのリーダーシップが問われるが…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。