パナソニックは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで用いる冷凍ショーケース向けに二酸化炭素(CO2)冷媒を採用したノンフロン冷凍機を開発し、普及を進めている。CO2冷媒を利用すると、従来機よりCO2排出量や消費電力量を大幅に削減できる特徴をアピールする。
地球温暖化防止などの観点から、より地球温暖化係数(GWP)の小さい「自然冷媒」や「新冷媒」への置き換えが課題となっている。パナソニック(当時は三洋電機)は自然冷媒の中でも、不燃性で毒性のないCO2の冷媒としての可能性に1997年から着目。CO2冷媒を採用した冷凍機やショーケース類を統合的に制御するコントローラーなども含め、高い省エネ性を実現するノンフロン冷凍機システムの開発を他社に先駆け、進めてきた。
2段圧縮コンプレッサー
今回開発したCO2冷媒対応の冷凍機に関しては、コンプレッサーの開発に注力した。
冷凍機システムの冷媒圧縮工程において、CO2を冷媒とする場合、現在主流の冷媒「R404A」に比べ、約4倍高い圧力まで冷媒を圧縮する必要がある。