「技術の日立」過信捨て顧客目線 “他社製品でも使う”発想の転換 (3/4ページ)

2015.3.26 07:30

日立の営業手法の変化

日立の営業手法の変化【拡大】

 だが現在は国内外企業との競合が激しさを増す一方で、顧客ニーズの細分化が進む。自社の技術力を前面に出すだけの営業スタイルは通用しなくなり、2011年度に電力システム事業は数百億円の赤字に転落した。

 自社の技術に自信を持つのは大事だが、過信になってはならない。必要があれば他社の製品を使ってでも顧客の課題解決を図り、最大利益を生み出すことに全力を尽くすという発想の転換が不可避だった。

 営業マインド変革

 「国内外関係なく競争力を高めないと、情報通信事業が立ちいかなくなるという危機感が強い」。情報・通信システムなどを統括する執行役常務の塩塚啓一はこう打ち明ける。

 日立は4月、ITシステムの構築などを手がける子会社「日立ソリューションズ」のエンジニアなど約4000人を日立本体に組み込む再編に乗り出す。エネルギー分野の成功を踏まえ、マーケット・インの態勢を強化するためだ。

これまでは営業部隊が受注した仕事を…

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