セブン&アイ、総合スーパーの改革急務 際立つ不振…好調コンビニと明暗 (2/2ページ)

2015.4.3 06:31

都内のイトーヨーカドー

都内のイトーヨーカドー【拡大】

 その変化とは消費の二極化だ。消費者は高額品は百貨店で、衣料品などは製造小売(SPA)方式などで安くて品質の高い商品を扱う専門店で購入している。西村教授は総合スーパーの商品は質、価格とも「中途半端で商品の回転も遅い」とした上で「高齢者が今後増えると、広い店内を歩き回る必要がある郊外の総合スーパーはさらに苦境に陥る」と分析する。

 村田社長は従来のチェーンストアの在り方を見直し、地域ニーズを吸い上げて店舗中心の商品開発を進める考えを示した。実店舗とネットを融合させたオムニチャネル戦略とのシナジーをどう生むかも課題になる。

▽セブン&アイ2015年2月期の売上高・営業益ともに過去最高

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