将来的には「健康診断を受診する年間約700万人の1割程度に普及させたい」(小倉氏)考えだ。患者が増加傾向で、自覚症状がなく発見しにくく、治りにくい膵臓(すいぞう)がんの早期発見技術も確立し、15年内に検査に加える予定など、検査項目も広げる方針だ。
新規参入相次ぐ
遺伝子を解析して病気のリスクを分析するサービスも、人気が高まる。
国内最大手のジェネシスヘルスケア(東京都渋谷区)は、遺伝子検査が専業。05年以降、医療機関や大学などから遺伝子の受託解析業務を行ってきた日本のパイオニアだ。
個人向けにも、がんや生活習慣病などの疾患の発症リスクや体形、美容・寿命の傾向など50~330項目について調べることができる「GeneLife(ジーンライフ)」を提供。いずれも料金は1回当たり数千円から3万円程度だ。太りやすい要因が分かりダイエットに役立つ検査や、肌タイプを判定して美容アドバイスをする検査キットなどでは、ディーエイチシー(東京都港区)やドクターシーラボといった化粧品会社などと提携し、利用者を大幅に増やしている。