駐車支援技術を搭載した資源調査ロボットの実験機【拡大】
日産自動車は9日、車を真上から見た映像で運転を支援する独自システム「アラウンドビューモニター」の技術を海洋資源調査に活用すると発表した。国の海洋研究開発機構などと共同で平成30年度までに無人探査機などに積んで使えるよう技術を確立させる。
アラウンドビューモニターは日産が19年から販売しており、4個の広角カメラで撮影した映像を合成し、車を真上から見ているような映像を表示。ドライバーの駐車を支援している。
探査機は水深3千メートル以上の深海でレアメタル(希少金属)など海洋資源の調査を行う。これまでは、洋上の母船に複数のカメラで撮影した映像を並べて、探査機を操作していた。立体的な映像処理機能をくわえたアラウンドビューモニターと距離を正確に把握するセンサーを搭載することで、探査機の状況を一つの映像で把握でき、操作性が向上する。トピー工業の技術を活用し、水中浮遊型からキャタピラーでの海底走行型へと変更することで、サンプル採取などの作業時の安定性が増すという。