ミャンマー電力省と石炭火力発電で建設合意　ＴＥＣのタイ現地法人

　東洋エンジニアリング（ＴＥＣ）グループのタイ現地法人、トーヨー・タイ・コーポレーションがミャンマーの電力省と、同国最大の高効率大型石炭火力発電所建設に向け合意、契約を結んだことが９日、分かった。日本政府も支援し、国際協力銀行（ＪＢＩＣ）が一部融資を、日本貿易保険（ＮＥＸＩ）は貿易保険でリスクのカバーを検討している。

　今後、双日などと企業連合を組み、ＩＨＩがボイラーなど、東芝が蒸気タービンなどを納入する方向で調整している。同国東部モン州に超臨界圧石炭火力発電所（約１２０万キロワット）を建設。総事業費は約２７００億円の見通しで、第１期分を２０１７年末までに稼働させる計画。