音声認識技術を活用、聴覚障害者も会議に参加できる富士通のソフトウエア=14日、東京都港区(黄金崎元撮影)【拡大】
富士通と富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は14日、聴覚障害者が簡単に会議や授業に参加できるソフトウエア「ライブトーク」を開発したと発表した。新製品はマイクを使って、発話者の発言を認識し、すぐにパソコン画面に表示できる。5月中旬から企業や学校向けに発売する。
これまで聴覚障害者が会議に参加する場合、筆記通訳が必要で、さらに議論の内容をリアルタイムに把握することが難しかった。今回、富士通SSLは聴覚障害者でも円滑に双方向でコミュニケーションができるソフトを開発した。
新製品は、複数人が同時に発言した場合でも、平行処理でパソコン画面に文章化できる。発言に間違いがあれば修正も可能。同じ無線LANで接続されているパソコンに対し、文章を転送できる。
まずパソコンとタブレット端末向けを用意したが、スマートフォンへの対応も検討している。販売価格は1セット(5ライセンス)20万円(税別)、追加1ライセンスが5万円となっている。富士通は年間2000ライセンスの販売を目指す。
国内には聴覚障害者が約30万人いるとされ、職場でのコミュニケーションが難しく転職率も高いという。