虹彩認証に対応したスマートフォンの試作機【拡大】
今村氏は「ユーザーが普通に使う距離感で虹彩を撮影しなければならない。当然、赤外線LED(発光ダイオード)照明もその距離で届く必要がある。現在は25センチがベストだが、40センチぐらいの距離までは認識可能にすることを目指して開発を進めている」と語る。
モジュールのサイズも重要で、「スマホに入れられるサイズに収められたところが大きい」のだという。
端末に顔を向けることでロックを解除できるソリューションとしては、Android 4.0から顔認証(フェイスアンロック)機能が標準で搭載されるようになったが、顔写真や動画を見せることでロックを解除できてしまうといったセキュリティー面での弱さや、暗い場所では認証できないといった使い勝手の悪さが指摘されている。
富士通が開発した虹彩認証システムが注目されるのは、これらの課題を同時に解決してくれるからだ。実際に真っ暗な部屋の中で試作機による認証デモを行ってもらったが、一瞬で認証が行われた。2015年度中にこの機能を搭載した製品が発売される予定。「虹彩認証機能を搭載したスマホからは指紋センサーを外す方向で検討している」(今村氏)とのこと。(インプレスウオッチ)