大幅増益となった2015年3月期決算を発表したパナソニックの津賀一宏社長(右)=28日、東京都港区【拡大】
16年3月期の連結業績見通しは、売上高が3.7%増の8兆円、営業利益が12.6%増の4300億円、最終利益は0.3%増の1800億円。同社は創業100周年の18年度(19年3月期)に売上高10兆円の目標を掲げている。津賀社長は「利益を伸ばせるものは実行してきたので、成長優先に舵(かじ)を切り、19年3月期に向けてスタートする」と強調した。
また、同社とNECは28日、17年3月期から国際会計基準(IFRS)を任意適用すると発表。富士通や日立製作所、東芝もすでに決めており、電機大手でもIFRSを導入する動きが広がっている。