ルノー株主議決権拡大、日産への波及懸念 仏政府の影響力強まる (2/2ページ)

2015.5.2 07:00

ルノーと日産の資本関係

ルノーと日産の資本関係【拡大】

 ルノーは1999年に経営が悪化した日産を支援し、現在、日産株式の43.4%を保有している。日産もルノー株式の15%を保有するが、議決権はない。仏政府の議決権比率が高まれば、従来の両社の関係のバランスを崩しかねない。

 仏政府がルノーへの影響力強化に動く背景には、国内の雇用や産業を保護する狙いがある。ルノーは欧州市場の低迷で業績が悪化。人員削減などのリストラを打ち出すたび、労働組合や政府は反発してきた。

 日産はインド工場で生産し、欧州に輸出していた小型車「マイクラ(日本名マーチ)」について、2016年からルノーの欧州工場に生産を委託する計画だ。「ルノーの工場の稼働率を上げる狙いがある」(市場関係者)とされ、日産としては採算が悪化する恐れもある。仏政府の支配が強まれば、ルノーがさらにリストラに消極的になりかねない。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。