アリババグループのロゴマークの前を通り過ぎる2人乗り自転車=中国・杭州(ロイター)【拡大】
時価総額が20兆円を超え、今や世界を代表するインターネット企業になった中国アリババが、世界企業らしからぬ“失態”を犯したことがネット上などで話題になっている。公式サイト上で「プログラマー激励師」なる人材を募集し、その条件に日本のアダルト向け作品出身の女優に似ていることなどを提示したのだ。批判を受け、アリババは求人広告を削除するとともに、謝罪コメントを出す事態になっている。ニュースサイト「FOCUSーASIA.COM」などによると、中国紙の参考消息(電子版)が香港メディア明報の報道として伝えた。 4月29日に掲載された「プログラマー激励師」の求人広告は、「プログラマーを揺さぶるに十分な顔の良さ。初めて見た瞬間にプログラマーの心に波を立たせ、プラスのエネルギーで満たせること」が第1条件になっている。中国で大人気の日本人セクシー女優「蒼老師(蒼井そら)のような人」などといった文言も含まれていた。
仕事内容は「プログラマーをほめてヤル気を起こさせたり、朝礼前にプログラマーの頭をシャキッとさせること」だった。
この広告が掲載されるやいなやネットでは、性差別だとする意見が相次いだ。「アリババは真の業界リーダーだ。『慰安婦』まで考えるとは…」と皮肉る書き込みがみられたほか、「セクハラとみなされる文言が公然と使われており、プログラマー、激励師いずれに対してもリスペクト(尊敬)が不足している」との意見もあった。
アリババは3日、広告の狙いはユーモアを通じて創意ある科学技術人材を募集することにあったと釈明する一方、「求人広告で感情を害した全ての人に謝罪する」とのコメントを出した。