決算内容を説明するソフトバンクの孫正義社長(中央)とニケシュ・アローラ副会長(右)、宮内謙副社長=11日午後、東京証券取引所【拡大】
ソフトバンクの孫正義社長(57)は11日の決算発表会見で、ニケシュ・アローラ副会長(48)を事実上の後継者に指名する方針を明らかにした。同社は同日、7月1日付で「ソフトバンクグループ(SBG)」に社名変更し、アローラ氏はナンバー2に当たるSBG副社長に就任すると発表した。孫氏が自身の後継候補を明らかにするのは初めて。
孫氏は報道陣の質問に、「実質的な後継者指名かという問いの答えはイエスだ」と明言。SBGで、孫氏は最高経営責任者(CEO)、アローラ氏はプレジデントとなり、ともに代表権を持つ。孫氏は「プレジデントを与えることは重要な意味を持つ」と指摘、次期社長の最有力候補と説明した。ただ時期については「まだ引退するつもりはない」とし、明言を避けた。
孫氏は1981年のソフトバンク創業時から「50代で事業を完成、60代で事業を継承」と繰り返してきたが、後継者候補が見当たらず「最大の経営課題」(複数の市場関係者)といわれていた。