米ダッシュ・ロボティクスが開発した教育用のロボット「ダッシュ」。6本の足をモーターで動かし、最速で秒速1.8メートルのスピードを出せるという【拡大】
もちろんプログラミング教育用というからには、ダッシュに別の動きをさせるために自分でコードを書き換えることが可能だ。Arduino(アルドゥイーノ)言語による開発環境があればダッシュを踊らせることも、目の色を次々に変えることもできる。コードの例が公開されているほか、分からなくなったらいつでもオリジナルの動きに戻すことができるため、気軽に取り組める。
子供の頃からプログラミングに親しむ教育が米国では盛んになりつつある。ゲーム感覚で学べるウェブサイトは非営利のCode.org(コード)やMITメディアラボのScratch(スクラッチ)、Khan Academy(カーン・アカデミー)のプログラミングコース、グーグルの提供するGoogle Blockly(ブロックリー)など数多くある。ダッシュのようにロボットを教育に使う例も蜂型のBeeBot(ビー・ボット)、元グーグル社員が開発したPlay-i(プレイ・アイ)、スクラッチによるプログラミングに対応するRomo(ロモ)など既にいくつも開発され、日本で手に入るものもある。
しかし、ニック氏が指摘するようにほとんどの玩具ロボットは高価なのが実情だ。その点、ダッシュは手頃な価格で入手できるうえ、手先を使った昔ながらの工作とプログラミング学習が一つになっているため、子供がロボットにより愛着を持って学べるのではないかと期待している。