業績予想を未定に変更する前の15年3月期の最終利益予想は1200億円。14年3月期は最終利益が508億円で、年間配当は8円(中間4円、期末4円)だったため、ある大手証券は期末配当が6円に増配されると予想していた。
もっとも調査により、15年3月期の業績が大きく下方修正されれば、配当は難しくなる。調査で判明しているのは、インフラ工事に関連して14年3月期までの3カ年の営業利益が500億円強減額されること。第三者委は調査対象を15年3月期までの5年間、主要事業のほぼすべてに広げており、影響が膨らむ可能性は否定できない。また基準日の再設定は、3月31日時点で株主だったがその後売却した投資家には配当金を得る権利がなくなり、不公平感もある。
田中久雄社長は今月15日の会見で「期末配当ゼロ円」などについて陳謝しており、株主還元に前向きな姿勢とみられる。