□3Dマシンビジョン「RV1100」開発
■蓄積技術集結し新分野に挑む
キヤノンは昨年4月、高速・高精度な3次元認識を実現する3Dマシンビジョンシステム「RV1100」を開発し、マシンビジョン分野へ進出した。生産現場で活躍するロボットが苦手とするのが、パレット内にあるバラ積みされた部品のピッキング作業。これを光学技術などを用いて3次元で認識し、ロボットに情報を伝達することで高速・高精度でバラ積み部品のピッキングを可能にした。成長が期待されるマシンビジョン市場への新規参入を目指した開発者たちに熱き思いを語ってもらった。
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≪光学機器事業本部≫
□内山晋二さん これまでにない製品
▽うちやま・しんじ 光機事業統括センター 担当部長 工学博士
□戸上恭一さん ユーザー重視貫く
▽とがみ・きょういち 光機事業統括センター 主幹研究員
□手塚大樹さん モノづくり変える
▽てづか・ひろき 光機事業統括センター チーフ
□安藤利典さん メンテ不要を実現
▽あんどう・としのり 光機事業統括センター 担当部長
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--担当されている業務内容について
内山 「RV1100」は、ロボットとセットで使用するビジョンシステムですが、人間に例えれば目と脳にあたる重要な部分。センシングを行うハードウエアとそれを認識するソフトウエアに分けられ、これらの開発を統括するのが私の役割です。これまで3次元を中心とする画像認識の開発に携わってきた経験とノウハウを最大限に活用し、キヤノンとして未知の分野ともいえるマシンビジョン市場へ挑みました。多様な部品の供給に対応する汎用性の高さなど、従来にない製品を開発し市場投入することができました。