LNG購入、海外企業と連携 垣見JERA社長、コスト削減図る (1/2ページ)

2015.5.28 05:00

 東京電力と中部電力が4月に共同出資で設立した火力発電会社「JERA」の垣見祐二社長は27日までにフジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、燃料の液化天然ガス(LNG)の調達について、「韓国ガス公社などアジアのバイヤー(大口購入者)との提携関係が重要になる」と述べ、海外企業と連携し、調達コストの削減に取り組む方針を明らかにした。

 また、両社合計のLNG調達量は年4000万トンと世界有数の規模となり、「交渉力が高まる」と説明。発電効率を上げて使用する燃料を減らしたり、安い時期に購入したLNGを高い時期に売却するといった戦略的な取引(トレーディング)を強化し、コストを引き下げる考えも示した。

 一方、電力需要の伸び悩みや、再生可能エネルギーの普及、今後の原子力発電所の再稼働などで、「国内の火力発電事業は厳しくなる」と分析。成長が見込める東南アジアや中東、メキシコを含む北米など海外で火力発電事業を強化する方針だ。

資産が増えれば「より大きなプロジェクトにも参画できる」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。