エアバッグの欠陥によるリコール(回収・無償修理)の全米規模での実施を決めた日本の部品メーカー、タカタがエアバッグを膨らませるガス発生剤の形状を変更することが分かった。2日に米議会下院で開かれる公聴会に先立って、北米子会社のケビン・ケネディ副社長が提出した書面証言で明らかにした。
タカタは、硝酸アンモニウムを使用しているガス発生剤が数年にわたって高温多湿の環境にさらされて爆発しやすくなることが欠陥の一因とみているが、その他の要因が関連している可能性も指摘している。
タカタによると、新たにガス発生剤の形状を小さくすることで、エアバッグの異常展開につながるような品質のばらつきを抑えるという。ただ、硝酸アンモニウムの使用は続ける方針だ。
また、タカタはこれまでに米国内で運転席エアバッグで67件、助手席エアバッグで21件の破裂事故が報告されていることも公表。エアバッグ作動件数に対する破裂事故の割合は運転席エアバッグで0.0087%、助手席エアバッグで0.004%と推定した。
米運輸省は5月19日、タカタがエアバッグの欠陥を認め、全米規模でのリコールに同意したと発表。リコール対象は3380万台に上るとみられている。(ワシントン 小雲規生)