外食チェーン各社、海外出店を加速 少子高齢化で国内市場頭打ち (2/2ページ)

2015.6.12 06:28

トリドールが5月27日にインドネシアに出店した焼き鳥業態「とりどーる」

トリドールが5月27日にインドネシアに出店した焼き鳥業態「とりどーる」【拡大】

 牛丼店「すき家」を展開するゼンショーHDも16年3月期に中国を中心に海外で82店出店する。

 外食各社が海外市場への出店を加速するのは少子高齢化で国内市場の頭打ちが続き、顧客争奪戦の激化で、利益を生みだしにくくなっているためだ。

 国内とは対照的に人口増が続く東南アジアなどの国民の胃袋を、日本の厳しい消費者に鍛えられた“味”で取り込んで成長につなげる考えで、各社の海外への出店攻勢はとどまりそうにない。

 ■外食各社の海外での出店計画

 ・吉野家ホールディングス/マレーシアで牛丼とうどんの提供店を今後5年で100店に

 ・コロワイド/台湾でのしゃぶしゃぶ出店を現在の2店から2019年3月末までに25店へ

 ・トリドール/ケニアで焼き鳥風ファストフード店を17年に20店。マレーシアで讃岐うどん店「丸亀製麺」を20年に10店展開

 ・力の源ホールディングス/ラーメン店「博多一風堂」の旗艦店やラーメンを中心としたレストランを16年以降に全米主要都市で出店

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