エアバッグの大規模リコール問題に揺れるタカタの株主総会の会場=25日午前、東京都渋谷区【拡大】
欠陥エアバッグ問題を抱えるタカタの株主総会が25日、東京都渋谷区で開かれた。リコール(回収・無償修理)によって同社の株価は大幅に下落しており、高田重久会長兼社長が経緯などを説明し、「多大なご迷惑とご心配をおかけし、深くおわび申し上げる」と謝罪した。
タカタは今年5月にエアバッグの欠陥を認め、リコール対象を全米に拡大した。ただ、欠陥の原因は判明しておらず、問題収束のめどは立っていない。
当初、総会の様子をモニター中継して報道陣に公開する予定だったが、急きょ中止。同日午後に高田会長兼社長が会見し、これまでの経緯や総会の様子を説明する。
リコール問題では、表舞台で積極的に説明してこなかった経営トップの姿勢にも厳しい目が向けられていた。