経済同友会の小林喜光代表幹事(三菱ケミカルホールディングス会長)は29日、日本外国特派員協会(東京都千代田区)で講演し、ギリシャのデフォルト(債務不履行)可能性が高まっていることに対し、「株式市場などの金融メーケットでは当面センシティブな動きになるが、1~2カ月したら相当落ち着いてくる」と語り、「日本経済への影響は考えなくてもよい」との見解を示した。
安倍晋三政権の「アベノミクス」に対しては、「政権発足直後に経済財政諮問会議などの会議体を作り、官僚や民間経営者を巻き込んだ形で改革に取り組んだ。さらに環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加を決めたほか、日銀総裁に黒田東彦氏を選び、金融緩和を実施した」ことなどを評価。さらに昨年、法人税率の引き下げを決めるなど、「初動は極めてよかった」と語る。
その一方で、「地方創生では遅れがある。道州制の議論などを進めていく必要がある」と指摘した。