29日の東京株式市場は大幅続落した。日経平均株価の終値は、前週末比596円20銭安の2万0109円95銭。午後に下げ幅は一時600円を超え、今年最大の下げ幅となったものの、2万円割れは阻止した。
ギリシャ債務危機に加えて上海総合指数が週をまたいで連日の暴落となった影響を受けた。
全面安で終日大幅軟調。午前に一時500円超安となった後は300円台まで下げ幅を縮小したが、午後2時を過ぎてから下げ幅が再び急拡大。安値は612円安の2万0093円まで値を下げた。取引時間中としては6営業日ぶりの安値水準となった。
上海総合指数は前週末26日に一時下げ幅が8.6%に達し、終値も7.4%安の4192.87と暴落した。この日はギリシャ危機が一段と高まった後に欧米に先行して取引されているアジア市場も全面安。東京、台湾、香港などが2%台の下げ幅となったが、上海総合指数が最大の下げ幅となった。