南海は、南海難波駅と関西空港駅を結ぶ空港線を運行。南海難波駅はミナミを代表するターミナル駅であるだけでななく、関空から入国した訪日客の多くがまず立ち寄るという「大阪の玄関口」の役割を担う。
関空では円安などを追い風に、格安航空会社(LCC)の新規就航や増便が相次ぐ。26年度には関空から入国した訪日客は過去最高を更新、南海の空港線の利用者も高い伸びを続けている。
アジアの新興国の経済成長で今後も訪日客の増加が見込まれるなか、新南海会館ビルが持つ潜在能力は、グランフロント大阪やハルカスと並ぶ集客力が期待されている。
おもてなし戦略で
そして新南海会館ビルに訪日客向けの施設を置き、ミナミの集客力を高める仕掛けとして活用する。訪日客が最先端設備で人間ドックなどを受けられる医療施設は、注目が高まる医療ツーリズムに対応。先進医療への中継機能と健康診断機能を組み合わせたメディカルセンターにする。茶道といった日本の伝統文化を実際に体験できる施設も入居する予定で、訪日客の関心を集める戦略を描く。