ロンドンで開催された「フォーミュラE」の今季最終戦で爆走するネルソン・ピケJr.選手のマシン。レース界のサラブレッドである彼が総合優勝に輝き、レースを盛り上げたが、爆音も出さず環境に優しい電気自動車(EV)が爆走する市街地公道レースは、本家フォーミュラ1(F1)を追い抜く人気を獲得しそうだ=2015年6月28日、英国(AP)【拡大】
とはいえ、状況としては、初シーズンを終えて結果を出したフォーミュラEを応援する声の方が優勢なようです。昨年9月10日付BBCスポーツ(電子版)によると、確かにクリスチャン・ホーナー氏が指摘するように、F1のマシンの最高速度が時速200マイル(時速約321キロメートル)なのに対し、フォーミュラEのマシンは時速150マイル(時速約241キロ)と確かに遅いのですが、このBBCスポーツは「曲がりくねった市街地の公道サーキットでは、顕著な違いは見られない」とばっさり。
そして、ファンたちが大きな魅力と考える迫力ある走行時の爆音も、当のF1側がそう考えていないフシがあります。なぜなら、昨年からF1で使用されるようになった新型エンジン「V6 ハイブリッド」の排気音は134デシベルで、これまでの145デシベルより下がっていたのです…。ちなみにフォーミュラEのマシンの排気音は、普通の自動車が公道を走る際に出すものより10デシベル大きい80デシベルだそうです。
さらに、ビジネス面でもフォーミュラEの方が有望です。今シーズンのレースには10チームが出場しましたが、このうち、モナコの「ヴェンチュリー」というチームは、何とハリウッドスターのレオナルド・ディカプリオさん(40)が共同創設者に名を連ねているのです。