【新たな住まい方】(2)原家旧屋敷の面影、現代に再現 (2/4ページ)

2015.7.24 05:00

コミュニティースペースのエントランスに設置された、原家旧屋敷の象徴「陣屋門」

コミュニティースペースのエントランスに設置された、原家旧屋敷の象徴「陣屋門」【拡大】

  • 22年の歳月をかけて完成した、原家旧屋敷の母屋。現在は川崎市立日本民家園に移築されている
  • ペットを通したコミュニティーの場となるドッグパーク

 ◆象徴「陣屋門」設置

 「GATE SQUARE 小杉陣屋町」は、かつてこの地に構えた原家旧屋敷の近代和風建築の特徴を、デザインの軸にしている。

 大きな瓦屋根や黒しっくいの壁といった、原家旧屋敷のイメージを踏襲し、職人が焼いたクレーマイスターといぶし風合いのタイルや敷地の蔵で使われた石を再利用。当時の面影や職人のぬくもりを現代によみがえらせた。原家旧屋敷の伸びやかな庇(ひさし)のイメージを建物全体のプロポーションに生かしながら、バルコニーや鼻先の形状には、軒裏のケヤキの木の風合いを生かし、デザインのポイントとしている。

 敷地内には、居住者だけでなく地域に開かれたコミュニティースペース「陣屋門プラザ」が設けられているのも大きな特徴である。

 広場のエントランスには、約400年にわたって多くの人々を迎えてきた、原家旧屋敷の象徴ともいえる表門「陣屋門」を設置。これからも地域のシンボルとして、この地の歴史を見つめ続ける。陣屋門を入ったすぐ脇には、地域を見守り続けてきた社が、新たな街の守り神として移設された。

 重厚な蔵の意匠をデザインに取り入れたギャラリーでは、原家に眠っていた貴重な資産が展示されている。また、陣屋門プラザにはドッグパークが設けられ、専用の水場や遊具、パラソルチェアなども用意。ペットを通してつながる新たなコミュニティーの場としての役割も期待される。

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