◆象徴「陣屋門」設置
「GATE SQUARE 小杉陣屋町」は、かつてこの地に構えた原家旧屋敷の近代和風建築の特徴を、デザインの軸にしている。
大きな瓦屋根や黒しっくいの壁といった、原家旧屋敷のイメージを踏襲し、職人が焼いたクレーマイスターといぶし風合いのタイルや敷地の蔵で使われた石を再利用。当時の面影や職人のぬくもりを現代によみがえらせた。原家旧屋敷の伸びやかな庇(ひさし)のイメージを建物全体のプロポーションに生かしながら、バルコニーや鼻先の形状には、軒裏のケヤキの木の風合いを生かし、デザインのポイントとしている。
敷地内には、居住者だけでなく地域に開かれたコミュニティースペース「陣屋門プラザ」が設けられているのも大きな特徴である。
広場のエントランスには、約400年にわたって多くの人々を迎えてきた、原家旧屋敷の象徴ともいえる表門「陣屋門」を設置。これからも地域のシンボルとして、この地の歴史を見つめ続ける。陣屋門を入ったすぐ脇には、地域を見守り続けてきた社が、新たな街の守り神として移設された。
重厚な蔵の意匠をデザインに取り入れたギャラリーでは、原家に眠っていた貴重な資産が展示されている。また、陣屋門プラザにはドッグパークが設けられ、専用の水場や遊具、パラソルチェアなども用意。ペットを通してつながる新たなコミュニティーの場としての役割も期待される。