ドラム式洗濯乾燥機の開口部に貼られた、子供が中に閉じ込められないよう注意を呼びかけるシール【拡大】
各社も以前から事故の危険性に配慮し、取り扱い説明書や本体の添付シールで「子供をドラムの中に入らせない、使わせない。ドラム内に閉じ込められて窒息したり、やけど、感電、けが、おぼれるおそれがあります」などと記載している。
さらにチャイルドロック機能もほぼ導入している。操作画面などで設定すると解除しない限りふたが開かない仕組みで、使わないときにこまめに設定していれば今回のような事故は防げたはずだった。
このように、洗濯機に子供を入らせないための安全対策はある程度進んでいたが、閉じ込められた場合の対策は後手に回っていた。稼働中の洗濯槽は洗濯物や水が勢いよく回転するため、気密性が高く、中からの力でふたが開かない設計になっている。
業界団体の日本電機工業会(JEMA)は「日本製の洗濯機は、韓国製など海外の洗濯機よりドラムが比較的小さい。そもそも、あの狭い空間に入ってみようという子供の発想に思い及ばなかった」と話す。