川内1号機、九電きょう再稼働 業績回復限定的なら再値上げも (2/3ページ)

2015.8.11 06:20

 九電は所有する川内と玄海原発3、4号機(佐賀県)の停止で火力発電の燃料費が増加し、経営が悪化している。15年4~6月期こそ、211億円の連結経常黒字と5年ぶりに黒字転換したが、原油価格の急落で火力発電用の燃料費負担が4割減ったという「一時的要因」によるものでしかない。

 原油価格が再上昇すれば赤字に転落しうる不安定な収益構造で、都内で開いた決算会見で九電東京支社の川畑健二副支社長は「今回の黒字は一過性。原発の再稼働がなければ苦しい」と訴えた。

 九電は川内1号機のほか、同2号機、玄海3、4号機を再稼働して「火力頼み」から脱すれば、350億円の収支改善があるとみる。瓜生道明社長が「必達」とする16年3月期の黒字化も見えてくる。

 ただ実際には玄海3、4号機は原子力規制委員会に安全審査に合格すらしていない。川内2号機は合格済みだが、再稼働は10月中旬にずれ込む見通しだ。

 ただでさえ九電の財務基盤は傷み改善が急務となっている。経営の健全性を示す自己資本比率(単体)は6月時点で8.1%と1桁台の「危険水域」だ。

九電は13年春に電気料金の値上げを行ったが…

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