東京電力は18日、2016年4月1日付で移行する持ち株会社「東京電力ホールディングス」傘下の電力小売り事業会社の名称を「東京電力エナジーパートナー」にすると発表した。同月の電力小売り全面自由化にあたり、エナジーパートナーを通じて電力商品の開発や異業種との連携、新規顧客開拓を進める。東電の広瀬直己社長は会見で「分社化によって意思決定のスピードを高める」と説明。東電は持ち株会社の傘下に小売りのほか、燃料・火力発電、送配電の子会社3社をぶらさげる。燃料・火力発電を「東京電力フュエル&パワー」、送配電を「東京電力パワーグリッド」とすることも発表した。