差別化の徹底が信条
東京家政大の研究所で美術を学んだ後、モデルとして活動。やがて並行して広告デザインの仕事を始めたところ、独自の発想力を買った大手化粧品会社から仕事を任された。そのとき、「経験ゼロでも圧倒的な内容と結果があれば必然的に仕事は入る」と悟り、差別化の徹底が信条になった。その考えは、2004年にメーカーへ転じて以降も変わっていない。
生活用品や化粧品は、新商品を発売しても0.1%しかヒットしないとされるシビアな世界だ。
1000以上の商品を抱える大手に対し、中小企業のグラフィコには12ブランド・57商品しかない。にもかかわらず、そのうち累計100万個以上売れている大ヒット商品が4つもある。「2年後にはOTC(一般向け医薬品)にも進出したい」と夢は膨らむ。
この20年の人生は順風満帆だったわけではない。4年前には乳がんが発覚、1年半ほど闘病生活を強いられた。だが、決してへこたれることはなかった。「心を鍛える場だと解釈した。それに自分は社員の人生を背負っている」