変なホテルでは、宿泊客の荷物を預かるクローク役ロボットや、宿泊客を部屋まで案内するポーター役ロボット、客室内で宿泊客の疑問に答えるコンシェルジュ役のロボット、朝食会場の場所などを教える案内役のロボットが業務をこなしている。客室に入るのは顔認証を使用し、決済もタッチパネルにより無人対応となる。
労働力不足時代への実験
変なホテルは旅行大手、エイチ・アイ・エス(HIS)が再建にあたっているハウステンボスが7月17日開業した。全72室にロボット約80台、人間のスタッフは監視要員ら最大で10人で切り盛りし、人件費を3分の1から4分の1に抑えたという。
発案したのは、少子高齢化で将来的に観光産業の担い手が不足することを懸念したのがきっかけという。少ないスタッフでホテルを稼働させる方策を探すなかで、単に機械端末を導入した自動化ではなく、ロボットを導入するアイデアが浮かんだ。