川崎重工業は24日、米ボーイングの新型旅客機「777X」向けの新工場の建設に着手したと発表した。航空機の生産・組み立てを手がける名古屋第一工場(愛知県弥富市)内に建設する。延べ床面積は約1万3000平方メートルで2016年12月末の竣工を目指す。
川崎重工は新工場で、777Xの前部胴体、中部胴体、主脚格納部、後部圧力隔壁、貨物扉の製造を担当する。新工場に自社製の最新ロボットや高性能なセンサーを導入し、自動化を進めて生産の効率化を図る。
同社の777X関連の投資額は部品を製造する岐阜工場(岐阜県各務原市)とあわせ、250億円。
777Xは世界各国で運航されている777の後継機で、400席級で新型エンジンが搭載されている。胴体にはアルミ合金、主翼に炭素繊維複合材が採用されている。
従来機と比べ、燃費改善し、今後の受注増が期待されている。17年に生産が開始され、20年に初号機を納入する予定だ。
777Xに関しては川崎重工のほか、三菱重工業や富士重工業、新明和工業、日本飛行機もボーイングと主要部品の製造で契約しており、主要構造部位の約21%を日本の航空機メーカーが製造分担する。