--3代目は松尾芭蕉の門下生だったそうですね
「3代目仁兵衛は、『玉川老人亭宝水』と称し、松尾芭蕉の門下生として俳句をたしなんでいました。当家の菩提寺である、溝口の興林山宗隆寺には、3代目が建立した句碑が残されており、『世を旅に代かく小田の行きもどり』という芭蕉の句が刻まれています。また、芭蕉は、本質を忘れない中にも新しい変化を重ねていくということを意味する『不易流行』を理念としていたそうです。当社においても、『不易流行』を心に刻み、地域の方々とともに歩み続けるという精神を大切にしながら、変わらずに守っていくべきもの、時代に合わせて変えていくことを経営の中で表現していきたいと考えています」
--地域密着の店舗運営において、どのような取り組みをしていますか?
「毎年7月に開催される『高津区民祭』という地域の夏祭りで、無料の健康チェックを行っています。血管年齢測定や、食事の栄養バランスのチェックと管理栄養士のアドバイスなど、楽しく体験できる内容なので、普段あまり病院に行かない方にも健康を意識していただくきっかけになっているのではないでしょうか。男性の方や若い人の利用も多く、毎年200人くらいの方が来場して大変好評です。また、2月には『高津区健康づくりの集い』という、薬剤師会、栄養士会、非営利のNPO法人などが集まる、健康の啓蒙活動をするイベントが行われ、弊社も民間企業として唯一参加させていただいています。ここでも、高津区民祭と同様に無料の健康チェックブースを設けていますが、夏祭りと合わせて定期的に通ってくださる常連の方もいて、何か不調があった際は気軽に店頭に相談に来ていただけるような関係づくりにつながっています。地域の方々と直にふれあいながら、健康サポートに貢献できる場として、今後も大切にしていきたいですね」