「起業したければ、私は20代なら大きなリスクなく何でもできると思っています。たぶんまだ養う家族がいないでしょうから。30代になると家族はできているかもしれませんが、それでもまだお金持ちになるチャンスや、起業によって世界を良い方向に変えられる可能性があります。サラリーマンをしているよりはずっと高い可能性です」
--ご結婚されていますよね。起業という選択について奥さまはどう反応されましたか
「彼女も米国に住んでいたことがあって、米国での教育も受けているので、起業には理解がありました。ただ、ワークライフバランスを保つことはとても難しいです。それはスタートアップを経営しているときも、NTTで働いていたときも変わりません。でも、起業するときは特にその決断の裏に家族の理解があることがとても大切だと思います」
◆変わり始める日本
--20代での起業は誰にでも勧められることですか
「ええ。日本は変わり始めていますから。リスクの捉えられ方も変わってくるでしょう。最初の起業で失敗しても投資家の多くはそれを経験と捉えます。2つめの会社は倒産の確率が下がりますから。もちろん全ての投資家がそうとは言えません。伝統ある投資会社はいまだに失敗をマイナスに捉えて、そうした起業家に投資したがりません。しかし、その傾向にもゆっくりとした変化がみられます」