東芝の臨時株主総会の会場に入る株主ら=30日午前、千葉市美浜区の幕張メッセ(早坂洋祐撮影)【拡大】
その後、「役員は土光さん(昭和25年から東芝社長を務めた故土光敏夫氏)の墓前で土下座して謝るべきだ」との厳しい声も上がった。過去の名経営者を懐かしむ声は他の株主からも出て、室町氏は「土光さんは工場に普段着のまま現われて従業員と忌憚なく話し合ったと聞いている。尊敬する大先輩だ」と答えた。
東芝OBであるという株主からは、辞任した田中久雄・前社長、佐々木則夫・前副会長、西田厚聡・前相談役の歴代3社長を「3悪人」と名指しし、「粉飾決算をしたのにぬけぬけと報酬を得ていた。ペナルティーを与えるべきだ」。室町氏は「責任調査委員会の調査を受け、訴訟を含めて、公正な判断をしたい」と答えた。
午前10時から始まった総会。午後1時半過ぎに室町氏が質疑の打ち切りを宣言すると怒号や不規則発言が飛び交い、会場は騒然となったが、一方で早期の採決を望む株主からは拍手も起きた。出席株主数は1924人。23人の株主から43の質問が出た。