柳井正会長兼社長【拡大】
カジュアル衣料品店「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングが8日発表した2015年8月期連結決算によると、売上高、本業のもうけを示す営業利益のいずれも過去最高を更新した。
中国や韓国を中心に海外でのユニクロ事業の営業利益が前期比31.6%増と大幅増益となったことが全体の業績を押し上げた。売上高は21.6%増の1兆6817億円、営業利益は26.1%増の1644億円だった。
都内で記者会見した柳井正会長兼社長は、「Eコマース(電子商取引)事業を強化し、現在約5%の売上高比率を30~50%に拡大する」方針を明らかにした。その目標達成時期について、「10年以内にはいくだろう。早ければ3~5年になる」と述べた。中国経済の減速による中国事業の影響について、「全くない。好調だ」とし、引き続き出店攻勢をかける考えを示した。国内の消費動向について、「消費は良くない。消費経済は停滞、ないし縮小していると思う」との見方を示した。
2016年8月期の連結業績予想は、売上高が13.0%増の1兆9000億円、営業利益が21.6%増の2000億円を見込んでいる。